涙が乾くその前に

悲しいことに疲れたら
少しだけ笑って

泣きたいことに飽きたら
少しだけ怒って

笑い方を忘れたら
そっと星を眺めて

憤りを覚えたら
少しだけ優しくなって

毎日生まれる
いろいろな感情
たまに押し込めて
時に苦しくなって

ギューって
ギューって
押し込めすぎたら
いつか心がパンクすらから

心に栄養
たまには与えてね

甘いもの
暖かいもの
ふんわりしたもの
ホッとできる時間

心に固まり
押し込めすぎないように
ワタシがワタシでいるために


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真夜中のマーチ

真夜中に
おなかがすいてもがまんがまん

だけどこの瞬間がモドカシイ

ベッドにもぐって朝を待つ
ワタシが見るのはケーキの夢
夢の中なら食べ放題

おなかが鳴ります
がんばれワタシ

冷蔵庫でも見にいっちゃう？
コンビニまで歩いちゃう？

だめだめ
その一口があぶないんだから

おながが鳴ります
がんばれワタシ
おなかがすいてもがまんがまん

真夜中の誘惑
ワタシがんばるよ


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海と空と静寂と

キミは見えてる？
見えてるのかな？
ワタシが今どんな気持ちでいるのかを

キミは知ってる？
知ってるのかな？
なぜワタシがここにいるのかを

夕闇を迎える海岸で
そっと空を眺めてて
たとえようのない光の狭間に
暮れかかる空がワタシを包む

誰もいない海は静けさを増して
遠い町の明かりがポツポツと増えていく

寄りかかりたい人は
どこにいますか？

そんな空の問いかけに答えられぬまま
ずっとうつむいたまま
ワタシの視線は行き先を失う

さっきまではワタシの涙を隠した雨も
今は遠くへ行ってしまった
沖の明かりが時の経過をワタシに告げる

キミは今どこにいますか？
いつか月の光が道を作る

泣きたいくらいの雨がやんだ後で


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紅茶物語

ゆっくりコトコト
のんびりお湯を沸かします

その間
さてどれにしようかな
紅茶選びに時間をかけて

選んだ紅茶はポットの中へ
お湯を注ぐとジャンプジャンプ
茶葉がポットでダンスを踊る

ポットのふたはしっかり閉じて
蒸らしてじっくり約５分
ちょっと濃い目にできあがり

ストレーナーを忘れないで
カップに紅茶を注ぎます
冷えてないミルク
適量注いで
最後に少し砂糖を入れたら

はいできました
わたしが作るミルクティー

作法もマナーも知らないけれど
わたしが美味しいと思うから
このミルクティーがわたしの一番♪

スコーンとジャムも
忘れないでね


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キミと空の下

手をつなぐボクら
そしてこの空の下を歩く

これからも
そうこれからも
もっともっと一緒に歩こう
いろんな景色を見ていこう
それがボクらにとって
とても大切なものに変っていく

キミとボクの互いの気持ち
言葉に出さなくてもわかるけど
やっぱり口に出して伝えたい
キミの声で聴いてみたい

今日も歩く
ボクらの街を
見慣れた光景ばかりだけど
新しい発見も無いけれど
ボクらの街に
ボクらはボクらの時を刻む

手をつなごう
そして一緒に歩いていこう
この青くひろがる空の真下で
ボクは今日も
そしてこれからも
ずっとずっとキミに恋してる


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もどかしさ

時には下を向くことがあるでしょう
時に振り返りたくなることもあるでしょう

いいよ何もしなくても
誰にだってそんな時はあるんだから
がんばってばかりなんていられないもの

がんばれがんばれって
何度も何度も励まされるけど
たまには言ってほしい

ガンバラナクテモダイジョウブダヨ

がんばることを休もうよ
がんばることに疲れちゃう前に

がんばることを楽しめるように


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破り捨てたい押しつぶされた日常

いつも
自分の居場所がここではない
そんな気がして

本当の自分がわからない
そんな気持ちに襲われて

不安を隠すため
何かを残そうと必死であがき続けてた

もしも
自分を偽ることができたなら
そんな自分のまま
消えることができたのなら

それは
どんなに素的なことでしょう

あ～ぁ
明日の迎え方を知らなくても
明日は必ずやってくる

逃げ出したいから
必死に言い訳考えて

欲しいものなんてないよ
何にもないよって
平気で嘯いて

逃げ出したくなる衝動と
逃げ出すことを躊躇させる理性

今日で終わりにしよう
自分が自分にウソをつくのは

沈む夕日が
目に突き刺さるようにまぶしい
そんなある日の夕暮れ


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桜降る通り雨

今年の桜は咲き急ぎ
ひとり
またひとりと咲いてゆく

もっとゆっくり咲けば良いのに
みんなと一緒に咲けば良いのに

その花に気づく人
その花に気づかない人
ひとり
またひとりと咲いてゆく

虫たちの訪れも待たないままで
春の日差しを待たないままで

少しくらい咲き遅れても
虫たちは待っててくれるよ
だからもう少し
もう少しだけ
咲くのを待ってみない？

たったひとりで咲く桜に
「さびしくないの？」
そんなふうに訊きたくもなる

春を待てない桜たち
そんな花にさびしさを感じて
なんだか
せつない春の香りがした

今年の桜は咲き急ぎ
ひとり
またひとりと咲いてゆく


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(C)SUNNYDAY KETCHUP

雨の花 かくれんぼ

そっとかくれんぼ

雨が降りだす前に
誰かボクを見つけてね

ボクこの花好きだよ

気付いてくれないと
雨がまた降っちゃう
雨が降ったら
ずぶぬれになっちゃうよ

いいんだ
ひとりでここにいるから

でもね
やっぱりイヤだな
誰にも気付かれないのは

ボクここにいるよ

雨が降りだす前に
誰かボクを見つけてね

梅雨の晴れ間
ちょっとお散歩
そして
そっとかくれんぼ


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CANDY RAIN

雨が降り出した
ボクは持っていた傘をまだささない
何にもしないまま
雨はまた降り出した

ボクはゆっくりと歩き出す
マフラーに雨がしみ込んで
そっと傘を開かせた
雨がボクを急がせる
キミに出会える場所へ急がせる

マフラーにしみ込んだ雨は
すっと滲んでは消えていく
滲んだ雨はまだ乾かない

この雨は
キミの肩にも染まるのかな
雨音が作るこの道を
ボクはキミのもとへと駆け出した

キミが好きだよ
大好きだよ
言葉にはできないけど

いつしかこの雨もきっと止むはず
その時はキミに伝えないと
いつまでも好きだよって・・・

今日も雨が降り急ぐ
 

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